仲良しポンコ一家の巻やがて子猫もポンコがウチに来た時くらい大きくなり、ポンコ的にも疲れてきたんでしょうね。ポンコがガシガシご飯食べてるスキに子猫どもを降ろして、ポンコの周りに並べると、みんなでガシガシ食べ始めるの。最初ポンコはビックリしてたみたいだけど、自分の空腹も深刻だったんですね、きっと。
それからはもう、４匹して暴れまわるわけ、家中を。
ポンコも心配するのをやめたのか、ただ眺めてるだけ。
そのうち、みんなでお出かけもするようになりました。
実は隣の家にも、子猫産んだばかりのジュンコちゃんって白猫がいて、ジュンコちゃん一家とポンコ一家が仲良く遊んでるんですね。それはもう１０匹くらいの大所帯。
やがて、「いっぱい居ても大変だよな」って話になって、シャム柄の１匹と、トラ柄１匹が、それぞれウチの姉ちゃんの友達のところに貰われて行ったんですね。この２匹はオスだったんで、比較的すぐに貰い手が見つかったわけ。で、残ったトラ柄の２匹はメスなんですね。
「また増えるんだよな」っていう心配もあったんですけど、ポンコと残った２匹を飼いつづけることにしたんですね。
で、この子猫にもちゃんと名前つけてあげたんですけど、例によってウチのおやじが「呼びにくい」ってんで、「ガーコ」「チビ」って呼ぶんですね。おかげ様ですっかり「ガーコ」と「チビ」になってしまいました。ちゃんとつけてあげた名前も忘れてしまったんですね。
「ガーコ」は、ニャーって鳴けずに「ガーガー」鳴くんで「ガーコ」
「チビ」は、ちょっと小さいんで、そのまんま「チビ」でした。
ポンコは、まあお母さんで間違いないんだけど、ガーコは少々お姉さん風吹かして、チビの面倒見たりするのね。チビはチビで甘えん坊なんですよ。
いなくなった２匹のことも、すっかり忘れてくれて、探す風もなく、３匹で仲良く、時にケンカしながら暮らすんですね。
